「高校必修科目未履修」と「ミキティ優勝」と「新庄選手」
ビックリ。こんなことあるんですね。
その発覚から時間が経てばたつほど、行っていなかった学校の数が増えていきます。
特に都心部よりも地方に多いという状況。
都心部といっても、結局は東京、大阪くらいで、その他のほどんどの都道府県は授業を行っていなかった学校がある。
大学入試のための受験対策として、受験に必要な科目の授業をしたい。
だから受験に必要ない科目は削除していく――。
この実態、私にはよーくわかります。
私の生まれ育った鹿児島市は、予備校がないから高校がその役割を担っているのか、
高校が予備校の役割をしているから予備校が成り立たないのか、
コロンブスの卵のようでどちらが理由なのかわかりませんが、
進学希望の高校生はみんな朝早くから夕方遅くまで時間割にある授業以外に
「補習」をビッチリ受けていました。おそらく今もそうなのだと思います。
テレビドラマやマンガなどでは、「補習」というと赤点をとった人の補習授業というイメージですが、地方の進学クラスの高校では「補習」というと受験対策のための科目の補習授業にあたります。
朝の1時間目の前に0時間目の朝補習があり、5時間目や6時間目までの授業の後も補習があり、毎日7時間目や8時間目まで授業。トータルだと1日8時間目や9時間目まであることになります。
当時は土曜日も今のようにお休みではなかったから、土曜日も当然、朝補習から4時間目まで授業でした。
私の高校はこんな感じでしたが、進学率と補習時間は正比例になっているようで、進学校になればなるほど補習がハードになるという状態。他校では中間や期末テストが終った後、普通の授業があるところもありました。
今思うとよくあんな毎日を過ごしていたと、自分のことではないみたいです。
そういえば、高校の頃クラスのひとりが言ったことにみんなで驚いたことがありました。
「知ってる?東京に住んでる従姉妹から聞いたんだけどさ、
東京の高校生って3時くらいに学校が終るんだって。」
「えっー、どうやったら3時に終るわけ???(*n*)」
どおりで高校生がバイトできるはずだ。
私らこの時間割のどこでバイトできるちゅうんだーって話してました。
夏休みとかあるんじゃん!。。。って思うでしょうが、これがまたムリなお話で、夏休み、冬休み、春休みももちろん「補習」なわけです。
お盆とお正月の各1週間、うーん1週間もあったっけな?
まあとにかくまとまったお休みというとそこくらいでしたから。
・・・とまぁ、自分の高校生の頃から変わらず、いやきっと土曜日がお休みになった分、
さらに学校内での受験対策は激化しているんでしょうねぇ。
大人になってから、これはみんな思うことなんでしょうけど。
「あー、こんなに<学ぶ>っておもしろかったんだ!楽しかったんだ!」
ありますよね。多々。
国際化、グローバル化という言葉が使われるようになって久しい今、海外の方と接したり、海外事情に触れたりする機会が増えており、他国の歴史「世界史」の背景を知識としてあるということが、大切なことが多いように思います。
映画宣伝の仕事をしていたときには様々な国の映画を手掛けましたが、そのときにはじめて知ったその国の歴史などに驚くこともしばしばでした。
「数学」などに至ってはここ数年で、「あーこんなおもしろいのにもったいないことをした・・・」と学生のころ興味を抱かなかったことに後悔し、数学系の本を読んだりしている次第。
そうそう。自分の高校のフォローもしておこう。
私の通っていた高校では2年生の1年間、毎週1時間、女子は「茶道」の授業がありました。まずは畳の歩き方、おじぎの仕方から始まり、お茶の席でのお客様としての作法を学びました。
茶道の先生が60歳を越えているのに若々しくて美しかったのを覚えています。
毎回お茶菓子が目当て受けてたなぁ。例えば春は桜、夏は波や蛍、秋は紅葉、冬は牡丹、と季節のお菓子が登場。とっても細やかで繊細で綺麗だった。こちらは見るだけで、実際食べるのは“そばぼうろ”だったけど。
正座で足が痛くなること毎度でしたが、大人になってからちょっとしたお茶会の席などで、
「やっておいてよかった!ありがとう!」と思ったことが何度もありました。
入試の受験科目と関係ないですけどね。こうしてムダはないのだなぁと。
もう、学校教育全体の構造を一部分リフォームしましたでは
なかなか対応できないことになっているんでしょうね。
なんのための「勉強」なのか、「授業」なのか、
だれのための「学び」なのか、
建て直しのときなのでしょう。
――でもって全く話は変わり、フィギュアスケートのミキティこと、安藤美姫さん。
優勝しましたね。おめでとう!!
数ヶ月前のトリノオリンピックのときとは別人のようでした。
私は全くスケートは詳しくないです。
が、今回のミキティは、力強くてパワフルで、見ているこちらが元気になりました。
彼女がインタビューで言ってました。
「自分の滑りがしたい」 「自分のスケートがしたい」
<高校の必修科目の未履修>と、<ミキティの優勝>は、
同じ「競争」というプロセスの、どこにフォーカスしたかの違いではと思いました。
のど元過ぎれば・・・で、私自身も自分が高校を卒業したらそことは全く関係ないのが普通で過ごしてきました。でも、社会を一緒に創っていくことを考えると、そうじゃないんですね。
今の高校生たちはこの時期に授業を受けなおす必要などあり、大変なこともあると思うのですが、どうかフォーカスする部分をもう一度見直すチャンスとして乗り越えていって欲しいと願います。
ミキティのように。
では私に何ができるのか?
うーん、高校生対象にオーラソーマセッションをするとか、一緒に植物を育てるとか。
あとは社会人として自分の好きなことが仕事になっていくまでの経験を話しするとかかな。
以前好きな映画宣伝の仕事をしていたけど学歴は関係なく仕事できていたよとか。今もそうだよとか。こんな映画はいかがという紹介とか・・・。
日ハムを優勝へ導いた原動力となった<新庄選手>のように、
ひとりの力はやはり大きいと思うのです。
さあ、あなたは何をしますか?




















