『天空の草原のナンサ』〜豊かさとは?
2006/09/14(Thu)
今回はアジアが舞台。
モンゴルの草原に住む遊牧民のお話です。
映画『天空の草原のナンサ』は、
お父さん、お母さん、妹、弟、そして6歳の女の子ナンサの
家族の日常を描いた物語です。
天空の草原のナンサ デラックス版 天空の草原のナンサ デラックス版
ナンサル・バットチュルーン (2006/06/23)
ジェネオン エンタテインメント

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主人公のナンサは、
おつかいの帰り道に出会った犬を家に連れて帰り、
飼う事をお父さんに反対されて、こっそり隠れて飼ったり。
雨宿りをした家のおばあさんと話をしたり。
妹や弟の面倒を見ていたのが、
途中で自分の遊びにすっかり夢中になったり。
お父さんは羊の皮を売りに町へ出かけてお土産を持って帰り、
お母さんは家族のためにチーズをつくったり、洗濯したり、大忙し。

雄大な自然に囲まれて暮すモンゴル遊牧民の日々の生活は、
行ったこともないのに、
なんだかとっても懐かしい感じがしてきます。
きっと自分のお父さんやお母さん、そのまたお父さんやお母さんたちが、
今のように文明が発達していなくて、
貧しくてささやかながらも、
家族そろって仲むつまじく暮していたであろう時代を
思い起こさせるからかもしれません。
実体験していないのに、
パオでの暮らしがまるで自分の原風景のような気がしてくるのです。


物語では、ナンサが拾ってきた子犬“ツォーホル”が、
後々大活躍します。
カンヌ映画祭でパルムドッグ賞を受賞した名演技です。
そして子供たちがなんとも可愛い。

とにかくとってもすがすがしく、ここちいい映画です。
森林浴した感じかな。
緑いっぱいの上高地とか尾瀬とかにいるような気持ちよさ。
しかし、大自然に囲まれたナンサたちの住む草原にも、
近代化の波がじわじわと浸透しています。
昔ながらの暮らしと近代化された暮らし。
近代文明の恩恵を思いっきりいただいている私としては
自分にとっての豊かさとは何? と
問いかけずにはいられません。

さてさて。
『天空の草原のナンサ』は今年のお正月に公開されたので、
DVD販売・レンタルされているかと思います。
 DVD情報 http://www.toshiba-ent.co.jp/dvd_list_fm_f.html
 公式HP http://www.tenku-nansaa.com/

女性監督ならではの優しさと強さと細やかさを
どうぞあじわってください。
見終わった後、微笑んでいる自分に気づくことでしょう。
やさしい気持ちになります。
超オススメ!!


・・・あー、モンゴルといえば横綱、朝青龍。
日本の国技ではあるが、相撲界はすっかり外国人力士がいっぱい。
数年前には考えてもなかったことがあるんですねぇ。
朝青龍もモンゴルの草原でお相撲の練習をしてたのかなぁ。
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